名古屋城南側に鎮座する那古野神社へ参拝してきました。
那古野神社は津島神社(津島牛頭天王社)を総本社とする「天王社」の一つ。
創建は平安時代前期の延喜11年(911)、「天王社」として創建され当初は「亀尾天王社」として称されていた。戦国時代に合戦で社殿が焼失。織田信彦により天文8年(1540)に再建、その後徳川家康が江戸幕府を開いた折名古屋城築上の際に三の丸郭内に取り込まれ「三之丸天王社」と称される。明治維新時に「須佐之男神社」と改称されるも明治32年に「那古野神社」と称され現在に至る。第二次大戦時、名古屋大空襲で社殿が焼失、戦後再建される。
天王社とは?
牛頭天王・スサノオを祭神とする祇園信仰の神社。特に、津島神社(愛知県津島市)系統の神社にこの名称が使われることが見られる。
現在の祭神は、牛頭天王を祭神とする神社は数社のみで、主に神仏習合で牛頭天王と習合されていたスサノオを祀っている神社が多く、明治の神仏分離の際、スサノオ以外に、古伝に記載された祭神に戻したりした神社もある。
明治以降、他社との合祀や、津島牛頭天王社の社名変更に伴い、津島神社などへの社名を変更した神社も数多い。
祇園信仰とは?
祇園信仰の神は牛頭天王(ごずてんのう)。インドの僧院祇園精舎の守護神が中国で陰陽道の影響を受け変化したものだ。日本では素盞嗚尊と習合し、風土記の説話「蘇民将来」にも登場する武塔天神と同一とされる。武塔天神は疫病神という性格をもち、怨霊とともに慰めるべく祇園御霊会が行われるようになった。
その後祇園信仰は疫病除けの神として各地に勧請され、祇園社や天王社となった。
___神社の解剖図鑑
参拝してきました
御朱印
那古野神社
所在地: 〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内2丁目3-17 →GoogleMapで開く
祭神: 須佐之男神、櫛稲田姫神
神紋: 木瓜紋
社務所: 9:00〜17:00